■ ID
| 1329 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| 形態的観察、PCR法及びLC/MS分析による育成牛シキミ中毒の診断
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■ 著者
| 河津理子
埼玉県中央家畜保健衛生所 福田昌治
埼玉県中央家畜保健衛生所 土門尚貴
埼玉県川越家畜保健衛生所 茂木守
埼玉県環境科学国際センター 門田裕一
国立科学博物館植物研究部
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2011 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本獣医師会雑誌、Vol.64、No.10、791-796、2011 |
■ 抄録・要旨
| 平成21年9月、埼玉県内の酪農場で育成牛2頭(ホルスタイン種、雌、約18カ月齢)が起立不能及び痙攣を呈し、うち1頭は死亡した。畜主は、その2日前に放牧場周辺の生垣を剪定し、その枝葉を敷料に使用していた。生垣から採取した葉及び死亡牛の第一胃内容中の葉片は形態的観察、PCR-RFLP法及び分子系統解析によりシキミと同定した。また、死亡牛の第一胃内容と血液を液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS)で分析し、シキミの有毒成分であるアニサチンを検出した。これらの成績から、本症例をシキミ中毒と診断した。形態的観察、遺伝子検査及び化学分析を組み合わせることで、より的確な植物中毒診断が可能となった。
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